ドラ子・マルフォイ「私の妹になりなさい」ジニー・ウィーズリー「妹、ですか?」
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22:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 20:22:58.03 ID:ZxMTaX2QO
「ハリー先輩、少々よろしいですか?」
「やあ、ジニー」

最近、ドラ子が元気ないのでジニーはその原因であろうハリーと少し話すことにした。
ハリーもロンからジニーのことをくれぐれもよろしくと頼まれていたので、こうして話をする機会を得てほっとしていた。
以下略 AAS



23:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 20:26:12.96 ID:ZxMTaX2QO
「ご主人さま?」

ある日の晩、夜中に目を覚ましたドラ子が談話室に灯りがついていたので覗いてみると、ハリーが暖炉の前のソファで寝息を立てていた。

起こさないようにこっそりと隣の椅子に腰掛けて、ハリーの寝顔を独占する。
以下略 AAS



24:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 20:28:50.41 ID:ZxMTaX2QO
「あの声はいったい何なんだろう」

ハリーは近頃、正体不明の声に悩まされていた。それは他の誰にも聞こえないらしい。
声は壁の中から聞こえて、気になって後を追うとその先で生徒が石になっていた。

以下略 AAS



25:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 20:31:17.43 ID:ZxMTaX2QO
魔法界においても自分にしか聞こない声というのは精神に異常を来たす前兆と思われているらしくハリーは誰にも相談出来ずにいた。

仕方なく独りで図書館に通い、声に関係する現象を調べていくとゴースト関連の書籍ばかり該当したのでそれを持ち帰り読んだ。

とはいえ、ゴーストならばこのホグワーツにも何体か住みついているので彼らから話を聞いたほうが早いとハリーは判断した。
以下略 AAS



26:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 20:33:21.55 ID:ZxMTaX2QO
「さあさあ、皆さん! 最近物騒ですからね。自分の身は自分で守れるようにしましょう」

ギルデロイ・ロックハート。
魔法界の有名人の彼は、闇の魔術に対する防衛術の教授として決闘クラブなるものを開いて生徒たちに防衛呪文を伝授した。

以下略 AAS



27:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 20:34:48.40 ID:ZxMTaX2QO
「ドラ子。ポッターの相手をしてやれ」
「はい、先生」

見かねたスネイプ教授がドラ子をハリーの決闘相手に指名した。彼女は優雅に礼をする。
ハリーは慌てて、無様な礼をしてしまった。
以下略 AAS



28:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 20:37:14.12 ID:ZxMTaX2QO
「先程は失礼しました」
「いや、見事な魔法だったよ、ドラ子」

談話室に戻ってもハリーは孤独だった。
スリザリン生は他の生徒ほどハリーのことを恐れてはいないが、代わりに畏れていた。
以下略 AAS



29:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 20:39:38.44 ID:ZxMTaX2QO
「T.M.リドルか……」

この頃、謎の声も含めていろいろ考え事が多いハリーは情報の整理もかねて書き出そうと思い、丁度マートルに投げつけられた日記があったのでそれを使うことに決め、ついでに中身を調べてみた。

表紙に持ち主の名前が書かれている以外は何も手がかりらしきものはなく、日付けから50年以上前のものだとわかったが、肝心の中身が何も書かれていなかった。
以下略 AAS



30:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 20:41:37.39 ID:ZxMTaX2QO
「ハリー、大変よ!」

しばらく襲撃が起きずに、ネビルのトレーニングに付き合うなど平和な日々を送っていたハリーであったがある日、盗難に遭った。

ハリーの部屋と持ち物は無惨に荒らされていて、そしてあの日記が消え去っていた。
以下略 AAS



31:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 20:43:28.95 ID:ZxMTaX2QO
「ポッター、来たまえ」

その日、空を飛ぶ相手との戦闘を想定して、ロンとハリーは箒に跨り空中からネビルに対して攻撃を仕掛ける訓練をしていると、突如、厳しい顔をしたスネイプ教授がやって来てハリーを連行しようとした。

「ハリーは別に校則を破ってない!」
以下略 AAS



32:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 20:46:00.24 ID:ZxMTaX2QO
「ハーマイオニーだけじゃなくジニーまで」
「ごめん、ロン」

ハリーは居た堪れない気持ちだった。
ロンにジニーのことをよろしくと頼まれたのに、近頃は謎の声のこともあって気にかけてあげることが出来なかった。
以下略 AAS



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