ドラ子・マルフォイ「私の妹になりなさい」ジニー・ウィーズリー「妹、ですか?」
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30:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 20:41:37.39 ID:ZxMTaX2QO
「ハリー、大変よ!」

しばらく襲撃が起きずに、ネビルのトレーニングに付き合うなど平和な日々を送っていたハリーであったがある日、盗難に遭った。

ハリーの部屋と持ち物は無惨に荒らされていて、そしてあの日記が消え去っていた。

ハリーは焦った。
あの日記は便利な代物で、ハリーが情報を記すとインクを吸い込み、文字が消える。
そして以前に書いたことを思い出そうとすると、また文字が浮かびあがるという便利な機能があった。だから中身を読まれる心配はないが、それでもハリーにしか知り得ない情報が書いてあったことは事実であり、たとえばダンブルドアあたりに読まれれば、ハリーの立場が危うくなる危険があった。

とはいえ、部屋の様子を見るにこれをダンブルドアがやったとは思えず、あの老人ならば痕跡すら残さず、なんなら盗んだ日記の代わりを用意してハリーに盗られたことを悟らせることすらしないだろう。

この荒らし様を見るに、犯人は余程焦っていたか、はたまた思慮を持ち合わせていない人物の犯行と思われた。まるで散らかった子供部屋のようだ。

「日記がないけど、たぶん大丈夫」
「そんな、ご主人さまの日記を盗むなんて」
「一応聞くけど、ドラ子じゃないよね?」
「私だって読む前に盗まれて怒ってます!」

その反応を見るに日記について知ってたら盗み見ていたと白状したドラ子に苦笑しつつ、彼女だけは信用出来るとハリーは安堵した。


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