ドラ子・マルフォイ「私の妹になりなさい」ジニー・ウィーズリー「妹、ですか?」
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31:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 20:43:28.95 ID:ZxMTaX2QO
「ポッター、来たまえ」

その日、空を飛ぶ相手との戦闘を想定して、ロンとハリーは箒に跨り空中からネビルに対して攻撃を仕掛ける訓練をしていると、突如、厳しい顔をしたスネイプ教授がやって来てハリーを連行しようとした。

「ハリーは別に校則を破ってない!」
「ロナルド・ウィーズリー。お前も来い」

抗議するロンまで連行されて、独り取り残されたネビルは寂しそうに素振りを続けた。

「どうしたんですか、スネイプ先生」
「見ればわかる」

ハリーとロンを連れたスネイプ教授は医務室へと向かい、そこで寝台に寝せられた新たに石となった生徒を見せた。ロンが叫んだ。

「そんな! ハーマイオニー!?」

石になったのはハーマイオニーと、そして。

「ドラ子……君まで、どうして」

石になったドラ子を見て、ハリーは愕然となった。そして確信した。自分ではないと。
たとえ無意識下であっても自分は絶対にドラ子を石にすることはないと断言できる。

ハリーではない。他の何者かの犯行だった。

「ドラ子の父親はこの学校の理事だ。そしてウィーズリー。君の妹が行方不明となっている。ダンブルドア先生は事態の責任を取り、ホグワーツを去る」

ダンブルドアが居なくなる。それはホグワーツが安全ではなくなるということだ。
しかし、ダンブルドアが居たにも関わらず、何人もの生徒が石となり行方不明となってしまった事実は変わらない。責任は免れない。

「まもなく、ホグワーツは閉鎖されるだろう。それまでは大人しくしていろ」

スネイプ教授はそう言って立ち去った。
ハリーやロンがそんなことを言われて大人しく出来る筈ないと知っているだろうに残された時間が残り少ない現実を突きつけてきた。


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