ドラ子・マルフォイ「私の妹になりなさい」ジニー・ウィーズリー「妹、ですか?」
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32:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 20:46:00.24 ID:ZxMTaX2QO
「ハーマイオニーだけじゃなくジニーまで」
「ごめん、ロン」

ハリーは居た堪れない気持ちだった。
ロンにジニーのことをよろしくと頼まれたのに、近頃は謎の声のこともあって気にかけてあげることが出来なかった。

そしてすっかり冷たくなってしまったドラ子の姿を見て、ハリーは心の支えを失ったかのように気力がなくなってしまった。

そんなハリーの肩を掴みロンが叱咤した。

「しっかりしろ! なんとかしないと!」
「石化ならマンドレイクの薬で治る。でも、行方不明のジニーはどうしようもない」
「ジニーを諦めろって言うのかっ!?」

諦めるしかないのが現実だった。
気にかけてやれなかったハリーにも責任はあるが、今となってはどうしようもなかった。

赤毛の小さなジニー。
ハリーの初めての後輩。
ドラ子と並ぶと白と赤で鮮やかだった。

どうにかしてやりたいけど手がかりがない。

「秘密の部屋の場所さえわかれば……」

ロンの啜り泣きを聞きながらハリーは考えた。日が暮れても、考え続けた。

「ふたりとも、大丈夫だった?」

連行されたハリーとロンが気になって、ネビルが医務室まで探しに来た。ロンに状況を説明されて、なんとか力になりたいと思った。

しかし、魔法の才能も知識も不足しているネビルは、ハリーたち以上に役立たずであった。


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