ドラ子・マルフォイ「私の妹になりなさい」ジニー・ウィーズリー「妹、ですか?」
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33:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 20:48:21.81 ID:ZxMTaX2QO
「ハリー、そろそろ寮に戻らないと」

消灯時間が迫っていた。これ以上粘っても、教師たちに強制的に連行されるだろう。
考え続けるハリーの手を引いて、ロンが無理矢理立たせようとするその仕草を見て、ふとネビルがそれに気づいた。

「ハーマイオニーが何か持ってるよ」

ハーマイオニーは割れた手鏡を持っている。
ドラ子も同じく、割れた手鏡を持っていた。
そんなことは誰でもわかる。その意味もハリーはバジリスク対策だと理解していた。

鏡ごしや水面ごし、ゴーストごしならば怪物の即死光線を緩和出来るのだろう。
そしてそのことをハーマイオニーがドラ子に伝えた直後に、怪物と遭遇して石化した。
状況からそこまでハリーは推理していたが、肝心の怪物の出現場所がわからない。

「ハリー、ロン。手伝って」
「ネビル、その手鏡はもういいんだ」
「手鏡と手のひらの間に何か挟まっているんだよ! だから外すのを手伝って!」

それはハリーもロンも気づかなかった。
毎日棒切れを振っているネビルだからこそ、何かを握りしめている拳の違和感を感じ取れたのだろう。3人は慎重に拳をこじ開けた。

'' マートル ''

ハーマイオニーが握りしめた紙片には何故かあのマートルの名が書かれており、あの喧しいゴーストがこの一件にどう関わっているのかは定かではないが直接尋ねることにした。


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