ドラ子・マルフォイ「私の妹になりなさい」ジニー・ウィーズリー「妹、ですか?」
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29:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 20:39:38.44 ID:ZxMTaX2QO
「T.M.リドルか……」

この頃、謎の声も含めていろいろ考え事が多いハリーは情報の整理もかねて書き出そうと思い、丁度マートルに投げつけられた日記があったのでそれを使うことに決め、ついでに中身を調べてみた。

表紙に持ち主の名前が書かれている以外は何も手がかりらしきものはなく、日付けから50年以上前のものだとわかったが、肝心の中身が何も書かれていなかった。

途中で飽きて書かなくなったならばまだしも、最初から白紙なのを奇妙に思いつつも、ハリーは秘密の部屋に関する疑問を書いた。

「あの声は、なんなのか……恐らく蛇だ」

なんとなく、蛇であることは察していた。
パーセルマウスは希少で、校内でハリー以外に蛇と話せる者が存在しないからである。
だからあれは蛇の声だろうと断定出来た。
そして生徒が襲われていることから、それが秘密の部屋の怪物であると推察出来る。

「蛇の怪物。人を石に変える力を持つ……」

その推理をハーマイオニーに明かすと、すぐに該当の怪物を突き止めてくれた。
彼女はなんでも知っている。マグル生まれでもハリーの学年でもっとも優秀なハーマイオニーはそれを『バジリスク』だと断定した。

「バジリスク……蛇の王」

バジリスクは眼から即死の効果を持った光線を出せるらしく、まさしくひと睨みで獲物を絶滅させることが出来ると言われている。
しかし生徒は石になっただけ。死んでない。

「リドル……君は何か知ってないかい?」

日記に問いかけるも、日記は沈黙していた。


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