ドラ子・マルフォイ「私の妹になりなさい」ジニー・ウィーズリー「妹、ですか?」
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25:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 20:31:17.43 ID:ZxMTaX2QO
魔法界においても自分にしか聞こない声というのは精神に異常を来たす前兆と思われているらしくハリーは誰にも相談出来ずにいた。

仕方なく独りで図書館に通い、声に関係する現象を調べていくとゴースト関連の書籍ばかり該当したのでそれを持ち帰り読んだ。

とはいえ、ゴーストならばこのホグワーツにも何体か住みついているので彼らから話を聞いたほうが早いとハリーは判断した。

ゴーストは死後もこの世界に留まり続けているだけあって個性が強烈で、特にハーマイオニーの紹介で女子トイレに住みつく嘆きのマートルを尋ねた時などはまともな会話すら出来なかった。

トイレの床には古ぼけた日記が落ちていて、マートルに聞くと誰がが投げつけてきたと言って泣き喚いたので、日記を拾いすぐにトイレから出た。

もちろん、きちんとコミュニケーションが取れるゴーストも存在していて、丁度グリフィンドールのゴーストであるサー・ニコラスから話を聞いたその日に、彼は生徒と一緒に石となってしまった。

「ポッター。あまり校内をぶらつくな」

被害が増えるたびに秘密の部屋やスリザリンの継承者の噂が校内を駆け巡り、スネイプ教授もハリーに行動を控えるように告げた。

やはり自分が無意識に石に変えているのだろうかと不安に思ってなかなか寝付けず、談話室で調べものをしている最中に寝落ちしたところで久しぶりにドラ子に癒やして貰った。

彼女だけはハリーが何者であろうとこれまで通り接してくれると感じて、心底安心した


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