5: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/01/30(土) 07:36:22.82 ID:/1fb2KCg0
※ ※ ※
それからというもの急に忙しくなり、目まぐるしい日々となった。
6: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/01/30(土) 07:37:04.57 ID:/1fb2KCg0
――
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7: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/01/30(土) 07:37:47.43 ID:/1fb2KCg0
「あの……私まだとても踊れる状態では」
「ライブといっても小さなライブハウスで行われるものです。そして曲の方は現在作曲中ですが、高垣さんの歌唱力を前提としたバラード……静かな曲なので、踊ったりはせずに動きは軽い身振り手振り程度です」
「そ、そうなんですか。それでもまだ早くないですか?」
8: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/01/30(土) 07:38:28.57 ID:/1fb2KCg0
※ ※ ※
初めてのライブは蜃気楼のようだった。
9: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/01/30(土) 07:39:58.49 ID:/1fb2KCg0
音楽が流れ出す。
メロディーに乗せられて、言の葉を紡ぐ。
観客の表情が、小さなライブハウスのおかけで次々と変わるのが目に映る。
10: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/01/30(土) 07:40:50.81 ID:/1fb2KCg0
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11: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/01/30(土) 07:41:25.16 ID:/1fb2KCg0
※ ※ ※
「そ、そんなの許せません!」
12: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/01/30(土) 07:41:58.10 ID:/1fb2KCg0
※ ※ ※
「すまないがこれは複数の部署をまたいだ決定事項なんだよ」
13: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/01/30(土) 07:42:25.24 ID:/1fb2KCg0
――そこから先の話は、正直覚えていない。
凍り付いてしまった私に部長は慌てて色々と言ってくれたけど、頭に入らなかった。
あの人が……私たちと一緒にいられなくなるのは――――――――――私のせいなんだ。
14: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/01/30(土) 07:43:08.90 ID:/1fb2KCg0
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15: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/01/30(土) 07:43:37.16 ID:/1fb2KCg0
――夏が終わろうとする頃。事務所はある話題で持ちきりだった。
それは海外から会長の娘さんが戻ってきて、役員を務めるという話。それは驚きと共に広がった。
最初は皆、好意的に受け止めていた。
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