僕っ娘剣士「黙れ犬!僕を女扱いするな!」少年「でも、お嬢は女だし……」
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:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/09/19(土) 20:24:04.02 ID:ZPljtdP8O
それから数日が経過して調理室にて。
「さあ、わんちゃん。試してみてください」
「よし……これでどうだ!?」
以下略
AAS
30
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/09/19(土) 20:26:04.61 ID:ZPljtdP8O
その日の晩、鍛錬場にて。
「白いの」
「ん? どうした。さっさと寝ろ」
以下略
AAS
31
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/09/19(土) 20:28:18.62 ID:ZPljtdP8O
「不公平だと思うなら私から1本取ってみろ。私を気絶させて寝顔を見ればいいだろう」
「そのうちな。でも、今はまだ無理だ」
「鍛錬に励め」
「今見たいの!」
以下略
AAS
32
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/09/19(土) 20:30:54.36 ID:ZPljtdP8O
場面は変わり、深夜の調理室。
「わんちゃん。大丈夫ですか?」
「はあ……はあ……そっちこそ、平気か?」
以下略
AAS
33
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/09/19(土) 20:33:14.81 ID:ZPljtdP8O
場面は再び道場へと戻る。
「白いの。もっとそっち寄って」
「妹弟子のくせに図々しい奴め」
以下略
AAS
34
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/09/19(土) 20:36:41.95 ID:ZPljtdP8O
翌朝。
「お嬢! 迎えに来たぜ! ……って」
待ちに待った再会の時がついにやって来た。
以下略
AAS
35
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/09/19(土) 20:39:11.55 ID:ZPljtdP8O
「ちょ、ちょっと待て! よく聞け、犬! お前は誤解している。こいつは僕の姉弟子……いや、兄弟子で、お前にとってもそうだ。だから、僕の犬はこれからもお前だけで……」
「お嬢は黙ってろ! これは犬同士の……いや、男と男の真剣な話なんだよ!」
男ではなく、女なのだが。思い込みは怖い。
以下略
AAS
36
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/09/19(土) 20:41:56.64 ID:ZPljtdP8O
「つーわけでお嬢、頼む!」
「あのね、犬。僕とお前は師匠と魔女に完全に騙されておもちゃにされてるんだよ?」
「騙されてなんかねぇ! この力は本物だ!」
犬の右手が光輝く。それに主人は瞠目した。
以下略
AAS
37
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/09/19(土) 20:43:41.28 ID:ZPljtdP8O
「ふん。 見所があると思っていたが見当違いだったようだ。よもや魔法の力に頼るとは」
「僕の犬の力だ。文句なんて言わせない」
心底軽蔑したように吐き捨てる姉弟子。
正直、胸が痛む。けれど、無駄にはしない。
以下略
AAS
38
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/09/19(土) 20:46:08.51 ID:ZPljtdP8O
「お嬢。大丈夫だ。俺を信じてくれ」
「し、信じてるよ。信じてるけどさ」
「深い訳があって俺は尻からしか強化魔法をかけられねぇんだ。驚かせて悪かった」
「な、なんでそんなことに……?」
「事情はあとで話す。今はひとまず、あの野郎に勝つことだけを考えろ。わかったか?」
以下略
AAS
39
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/09/19(土) 20:48:45.13 ID:ZPljtdP8O
「私の妹弟子から離れろ犬畜生!」
「うわっ!? くそ! エンハンスをかける前に奇襲なんて卑怯だぞ!? 恥を知れぇっ!!」
恥を知るのはお前だ。主人として悲しいよ。
以下略
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