僕っ娘剣士「黙れ犬!僕を女扱いするな!」少年「でも、お嬢は女だし……」
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30:名無しNIPPER[sage saga]
2020/09/19(土) 20:26:04.61 ID:ZPljtdP8O
その日の晩、鍛錬場にて。

「白いの」
「ん? どうした。さっさと寝ろ」

夜遅く、少女は姉弟子の部屋を訪ねた。
姉弟子は書き物をしていたようで、机の上に開いたノートを閉じて少女を追い払う。

「お前、寝巻きは女物なんだな」
「黙れ。摘み出されたいのか?」

白い姉弟子は白い寝巻きを身につけていて、それは所謂ネグリジェであった。かわいい。
揶揄うと、姉弟子は実力行使しようとして。

「姉弟子。お願いだ」
「なんだ、藪から棒に」
「今夜、僕と寝てくれ」
「はあ?」

わけのわからないことを抜かす弟弟子……いや、妹弟子に困惑する。枕を持参している。

「枕まで持ち込んで、何のつもりだ?」
「僕はお前の寝顔を見たことがない」
「当たり前だ。修行中に居眠りなどするわけないだろう。お前は気絶してばかりだがな」
「不公平だ」

基本的に姉弟子は公正な人間だ。
その点も少女が憧れる英雄の姿と重なる。
故に公平さも重視すると思われた。


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