僕っ娘剣士「黙れ犬!僕を女扱いするな!」少年「でも、お嬢は女だし……」
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37:名無しNIPPER[sage saga]
2020/09/19(土) 20:43:41.28 ID:ZPljtdP8O
「ふん。 見所があると思っていたが見当違いだったようだ。よもや魔法の力に頼るとは」
「僕の犬の力だ。文句なんて言わせない」

心底軽蔑したように吐き捨てる姉弟子。
正直、胸が痛む。けれど、無駄にはしない。
姉弟子との修行の成果と、そして犬の努力を合わせて、今日こそは勝利を掴むのだ。

「犬、やってくれ」
「ああ! 任せろ!」

エンハンスをかけるべく、犬は少女の背後に周る。そしておもむろに尻を鷲掴みにした。

「うひゃあんっ!?」
「な、なんだ!? お嬢、どうした!?」
「どうしたもこうしたもないよ!? どこ触ってんだよ、このバカ犬! えっち! 変態!」
「????」

犬にはさっぱりわからない。Why? 何故?
魔女はあんなに悦んでいたのに。
もしかしたらお嬢は慣れていないのかも。
ひとまず安心させる必要があった。

「お嬢、とにかく落ち着けって!」
「ふぐっ!?」

力一杯抱きしめるとすぐに大人しくなった。


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