僕っ娘剣士「黙れ犬!僕を女扱いするな!」少年「でも、お嬢は女だし……」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2020/09/19(土) 20:46:08.51 ID:ZPljtdP8O
「お嬢。大丈夫だ。俺を信じてくれ」
「し、信じてるよ。信じてるけどさ」
「深い訳があって俺は尻からしか強化魔法をかけられねぇんだ。驚かせて悪かった」
「な、なんでそんなことに……?」
「事情はあとで話す。今はひとまず、あの野郎に勝つことだけを考えろ。わかったか?」
「うん。わかった。僕、頑張るよ!」
久しぶりの犬の抱擁でエネルギーは満タン。
それこそ強力なエンハンスがかかったような万能感で、主人はこれから何が起ころうとも動じない自信があったのだけど。
「じゃあ、今から手を入れるぞ」
「は?」
「まだ直接尻を触らないと無理なんだ」
「いや、無理なのは僕なんだけど……?」
何を言ってるんだ、この犬は。頭おかしい。
「大丈夫だ。俺を信じろ」
「信じてるよ。信じてるけど無理」
「安心しろ。この時のためにお嬢の尻は完璧にイメージ出来ている。あとは実際の感触で僅かな誤差を埋めるだけで魔法は発動する」
「????」
犬が何を言ってるのかさっぱりわからない。
「具体的には産毛の生え方をだな……」
「う、産毛なんて生えてないよ!?」
「いや生えてる筈だ! そこが重要なんだ!」
「あ、姉弟子! 助けて!?」
「承知」
思わず助けを求めると白い剣士が肉薄した。
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