僕っ娘剣士「黙れ犬!僕を女扱いするな!」少年「でも、お嬢は女だし……」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2020/09/19(土) 20:30:54.36 ID:ZPljtdP8O
場面は変わり、深夜の調理室。
「わんちゃん。大丈夫ですか?」
「はあ……はあ……そっちこそ、平気か?」
すっかり夜が更けた。
犬の魔力は枯渇寸前である。
対して魔女の尻はキレイなまま。
痣は杖のひと振りで治ってしまう。
「次で今日は最後ですね。集中しなさい」
わかってる。次の魔法で気絶する。最後だ。
「ところで訊きそびれていましたが、わんちゃんは私のお尻にどんなエンハンスをかけようとイメージしているのですか?」
「どんなって、ただ強くなれとしか……」
「アバウトですね。もっと具体的に想像しなさい。そうですね……たとえば私のお尻をご主人さまのお尻だと思ってやってみなさい」
お嬢の尻。小さくて引き締まった、臀部。
「ほら。わんちゃんの大好きなお尻ですよ」
犬は尻が好きなのではない。好きなのは。
「願わくば……」
犬は願いを言葉に代えて、想像力を高める。
「我が主人に天下無敵の祝福を」
万難を排する力を授け給え。尻が発光する。
「おおっ!? キタキタ! きましたよぉ!!」
「こ、これは……!?」
「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」
どうやら来てしまったようだ。その時間が。
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