僕っ娘剣士「黙れ犬!僕を女扱いするな!」少年「でも、お嬢は女だし……」
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18:名無しNIPPER[sage saga]
2020/09/19(土) 19:53:22.88 ID:ZPljtdP8O
「あの女……」

今まさに中庭で倒れ伏した犬の元に走り出そうとしていた主人は口惜しげに唇を噛んだ。
あれはきっと魔女だ。男を誑かす魔性の女。
調理室で少女は目撃した。魔女の大きな胸を掴む、犬の痴態を。スケベ。えっち。変態。
以下略 AAS



19:名無しNIPPER[sage saga]
2020/09/19(土) 19:57:04.12 ID:ZPljtdP8O
「おや? ご自慢の飼い犬はどうしました?」
「どうでもいいだろ」
「ははあん。さては逃げられましたね?」
「黙れ! さっさと稽古をつけろ!!」
「ふふふ。これは相当荒れていますねえ」
以下略 AAS



20:名無しNIPPER[sage saga]
2020/09/19(土) 19:59:31.99 ID:ZPljtdP8O
「抜け。言葉は不要だ」
「の、望むところだ!」

それから白い生徒との修行が始まった。
これまであの胡散臭い師匠はなんだかんだ言っても要所要所で理論を説明してくれた。
以下略 AAS



21:名無しNIPPER[sage saga]
2020/09/19(土) 20:01:57.71 ID:ZPljtdP8O
「起きろ」
「うわっ!?」

顔面に冷水をかけられて覚醒した。
強かに打たれて、頭がガンガンする。
以下略 AAS



22:名無しNIPPER[sage saga]
2020/09/19(土) 20:04:58.88 ID:ZPljtdP8O
「さて、わんちゃん。お勉強の時間です」
「ああ。よろしく頼む」

その頃、犬は調理室で勉学に励んでいた。
とはいえ、犬は無学どころかほとんど無知なので難しいことどころか常識すら知らない。
以下略 AAS



23:名無しNIPPER[sage saga]
2020/09/19(土) 20:07:36.05 ID:ZPljtdP8O
「あんたは本当にすごいんだな」
「あはは。何せ凄腕ですからね」

魔法調理師は本物の凄腕だった。故に乞う。

以下略 AAS



24:名無しNIPPER[sage saga]
2020/09/19(土) 20:09:57.07 ID:ZPljtdP8O
「とりあえず、服を脱いでください」
「ああ。わかった」
「おっと。ズボンは脱がなくて平気ですよ」

一切ね躊躇いもなくすっぽんぽんになろうとした少年を嗜めてから、じっくり検分する。
以下略 AAS



25:名無しNIPPER[sage saga]
2020/09/19(土) 20:12:54.17 ID:ZPljtdP8O
「こほん。失礼しました。私としたことが」
「別にいいけど尻と魔法は関係あるのか?」
「いえ。全く関係ありません。趣味ですね」

こうも悪びれもせず開き直られると、少年としても怒るに怒れなかった。まさに魔女だ。
以下略 AAS



26:名無しNIPPER[sage saga]
2020/09/19(土) 20:15:21.92 ID:ZPljtdP8O
「特別に触れることを許可します」
「特別なのか?」
「はい。わんちゃんだけです」

魔女に触れる。魔女の身体は柔らかかった。
以下略 AAS



27:名無しNIPPER[sage saga]
2020/09/19(土) 20:17:42.81 ID:ZPljtdP8O
「どうです? そろそろ、ご主人さまと私の身体の違いは理解出来ましたか?」
「それはわかったけど、こんなことに何の意味があるんだ? 俺は魔法を覚えたいんだ」

少年の逸る気持ちをわかった上で、魔女は優しくふわふわな黒髪を撫でて、諭した。

以下略 AAS



28:名無しNIPPER[sage saga]
2020/09/19(土) 20:19:49.90 ID:ZPljtdP8O
「ではこうしよう。私の真似をしろ」
「お前の真似を……?」
「そうだ。立ち居振る舞いから、そっくりそのままトレースしろ。立ち合い以外でもだ」

犬が変態魔女といちゃこらしていたその頃、少女と白い姉弟子は新たな修行法を模索して、懸命に試行錯誤を繰り返していた。
以下略 AAS



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