僕っ娘剣士「黙れ犬!僕を女扱いするな!」少年「でも、お嬢は女だし……」
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27:名無しNIPPER[sage saga]
2020/09/19(土) 20:17:42.81 ID:ZPljtdP8O
「どうです? そろそろ、ご主人さまと私の身体の違いは理解出来ましたか?」
「それはわかったけど、こんなことに何の意味があるんだ? 俺は魔法を覚えたいんだ」

少年の逸る気持ちをわかった上で、魔女は優しくふわふわな黒髪を撫でて、諭した。

「何度も言っている通り、想像力が重要なのですよ。特にご主人さまの身体をちゃんと想像することが出来ないといけないのです」
「どうして俺の身体じゃなくて、お嬢の身体まで想像しなくちゃいけないんだ?」
「だぁって、わんちゃんはご主人さまのために魔法を覚えたいんでしょう? だからです」

反論は出来なかった。何もかもお見通しだ。

「今はひとまずご主人さまの身体の代わりに私の身体の構造を解析しましょう。それを踏まえてそれぞれの違いを理解してください」
「ああ! わかった! 頑張るよ!」
「はい。わんちゃんは良い子ですね」

ポンポン撫でる。頭ではなく少年のお尻を。

「あんたは俺の尻が好きなのか?」
「はい! 大好物……もとい、大好きです!」

魔女は嗤う。じゅるりとよだれを垂らして。


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