ティア・グランツ「私、もう待つのはやめたの」
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10:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/04(土) 20:59:11.75 ID:DQhBkFB7O
「あんたがマルクトのカーティス中将か」
「おや、私の名をご存知とは物知りですねぇ」

レプリカ・ルークのようになるべく尊大に接してみたが、ジェイドは飄々として掴みどころがなく、早くもルークは苦手意識を覚えた。

以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/04(土) 21:02:33.84 ID:DQhBkFB7O
「アニス、彼の様子はどう?」
「心配しなくてもぐっすり寝てるよ」

艦橋に戻ってきたアニスに真っ先に尋ねたのはティアであり、アニスはジトっとした目で。

以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/04(土) 21:05:10.35 ID:DQhBkFB7O
「ノエル、準備はよろしいですか?」
「はい、中将閣下。いつでも離陸可能です」
「ノ、ノエル、あなた何故陸艦に……?」
「お久しぶりです、ティアさん。そのご質問は、答えるよりも実際に見た方が早いかと」

以下略 AAS



13:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/04(土) 21:07:40.98 ID:DQhBkFB7O
「……浮いてる」

夜中、トイレがしたくなってルークが目を覚ますと、乗っていた陸艦が空中を飛んでいた。
ヴァンの陰謀を防いでから、早10年あまり。
飛晃艇の生産は加速して、その数は増えた。
以下略 AAS



14:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/04(土) 21:10:53.68 ID:DQhBkFB7O
「ルークは、私の数少ない友人でした」

やるせない思いを抱えて癇癪を起こしたチビルークに歩み寄り、見に纏う青いマントをその肩にかけてやりながら、ジェイドは語った。

「沢山の過ちを犯した彼に共感を覚えた」
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/04(土) 21:13:32.43 ID:DQhBkFB7O
「勝手なこと言うなよ!」

怒鳴っても、カーティス中将は動じない。

「俺がルークだ!」
以下略 AAS



16:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/04(土) 21:15:17.73 ID:DQhBkFB7O
「失礼。少々言い過ぎましたね」
「うう……うわああああああん!」

チビルークはわんわん泣いた。
やれやれと嘆息して謝罪するジェイド。
以下略 AAS



17:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/04(土) 21:16:51.15 ID:DQhBkFB7O
「大丈夫? 着替え、ちゃんと出来る?」
「で、出来るよ! そのくらい!」

場面は変わってティアの船室にて。
汚してしまったズボンの着替えを手伝おうとするティアを部屋から追い出して、なんとか着替えたルークは、ようやく落ち着いてきた。
以下略 AAS



18:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/04(土) 21:19:39.04 ID:DQhBkFB7O
「どういう意味だよ、それ」

尋ね返すとティアはなるべく刺激しないよう言葉を選びつつ、慎重に自らの考えを口にした。

「ルークは私と同じだったのよ」
以下略 AAS



19:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/04(土) 21:22:15.99 ID:DQhBkFB7O
「私はアッシュを誤解していたのかも……」
「父上がなんだって?」

突然父親のことを持ち出されて怪訝な顔をするチビルークに、ティアは考察を口にした。

以下略 AAS



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