双葉杏「透明のプリズム」
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63: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 02:44:45.89 ID:OJA0wgUK0


「杏、今のプロデューサーのところに留まろうと思うんだ」


以下略 AAS



64: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 02:45:21.25 ID:OJA0wgUK0


私は息を吸い込む。ここからは演技を捨てて、ネタばらしの時間だ。
狼狽と怯えに身体をすっかり乗っ取られてしまっている彼の眼を見て、私は思わずくつくつと笑ってしまう。
あの言葉を言い放つ。大人がよく使う、あれだ。
以下略 AAS



65: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 02:46:08.77 ID:OJA0wgUK0





以下略 AAS



66: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 02:46:49.88 ID:OJA0wgUK0


間があった。
数十秒の沈黙が霧のように立ち込めていた。

以下略 AAS



67: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 02:47:25.10 ID:OJA0wgUK0


騙された。
その言葉がずっと頭の中をぐるぐると回っていた。

以下略 AAS



68: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 02:47:52.15 ID:OJA0wgUK0



――やっぱり彼の行動は、全て独善に起因していたんじゃないだろうか?

以下略 AAS



69: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 02:48:25.34 ID:OJA0wgUK0





以下略 AAS



70: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 02:49:03.87 ID:OJA0wgUK0


そう考えると突然、プロデューサーが子供っぽく思えた。
脳内で冷笑的な笑みを浮かべていた彼が、動揺させられた腹いせに私に対する報復の機会を窺っているような、そんなちっぽけな存在に変貌を遂げた。
その想像は、私の感情の起伏を和らげるのには充分なほどに喜劇的だった。
以下略 AAS



71: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 02:49:31.37 ID:OJA0wgUK0





以下略 AAS



72: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 02:50:11.83 ID:OJA0wgUK0


「プロデューサー」


以下略 AAS



73: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 02:50:45.85 ID:OJA0wgUK0


「私、今のプロデューサーのところに残ることにするよ」


以下略 AAS



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