18: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 02:11:58.66 ID:OJA0wgUK0
こんななぞなぞがあるんだけど。
プロデューサーの言葉を私は一字一句覚えていた。
19: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 02:12:31.44 ID:OJA0wgUK0
「で、答えは?」
「杏も知らないんだよ」
20: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 02:13:30.69 ID:OJA0wgUK0
☆
21: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 02:14:15.17 ID:OJA0wgUK0
プロデューサーは私の叫び声を皮切りに大笑いを始めた。
性格が悪いよ、と拗ねると、プロデューサーは開き直って、知ってるよ、と返した。
22: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 02:14:50.43 ID:OJA0wgUK0
「……元気?」
「ああ、上手くやってるよ」
23: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 02:15:55.63 ID:OJA0wgUK0
☆
24: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 02:16:53.42 ID:OJA0wgUK0
私は決して優柔不断ってわけじゃないんだけれど、どの飴玉を選べばいいのか、決めることができなかった。
私は飴のどこが好きなんだろう。
少し考えてみて、ひとつの結論に辿り着く。
25: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 02:17:33.52 ID:OJA0wgUK0
プロデューサーは相変わらず暇そうにしていた。
タブレットを真っ白な布で拭いていて、いよいよやることがないらしい。
サボってるわけじゃないよね、と念を押すと、プロデューサーは「むしろ仕事が欲しい」と嘆いた。
26: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 02:18:23.75 ID:OJA0wgUK0
☆
27: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 02:18:55.66 ID:OJA0wgUK0
さて何をしてもらおうかと少し考えたところで、私は、具体的な埋め合わせの内容が思いつかないことに気付いた。
プロデューサーと一緒に居られれば、埋め合わせが何であれ、それで充分だったのだ。
28: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 02:19:55.51 ID:OJA0wgUK0
「どうしたのさ、急に静かになって」
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