11: ◆Rin.ODRFYM[saga]
2019/08/10(土) 00:19:23.95 ID:k2me14jR0
さて、と前置いてプロデューサーは大きく伸びをする。
「やるか」
12: ◆Rin.ODRFYM[saga]
2019/08/10(土) 00:21:48.09 ID:k2me14jR0
「うーん。恥ずかしさに負けたな」
肩で息をする私へ、追い討ちのように辛口評価が飛んできた。
13: ◆Rin.ODRFYM[saga]
2019/08/10(土) 00:23:52.72 ID:k2me14jR0
○
それから、詳しく事情を聞くところによると、プロデューサーは海藻を使って遊ぼうと考えたらしく、その海藻を集めるために潜ったようだった。
14: ◆Rin.ODRFYM[saga]
2019/08/10(土) 00:27:43.80 ID:k2me14jR0
「何見てたんだ……? あれ。メール送ってる? 凛に? ってこの写真!」
何をされたのか彼も気が付いたようで、絶叫が響く。
15: ◆Rin.ODRFYM[saga]
2019/08/10(土) 00:28:12.14 ID:k2me14jR0
ぐるぐる思考を巡らせていると、彼が「あ」と声を上げた。
何かあったのか、と続く言葉を待っていたところ、彼は人差し指で遠くの砂浜を示す。
16: ◆Rin.ODRFYM[saga]
2019/08/10(土) 00:29:39.59 ID:k2me14jR0
○
くたくたになるまで三人で遊んで、気付けば海も空も真っ赤に燃えていた。
17: ◆Rin.ODRFYM[saga]
2019/08/10(土) 00:31:53.79 ID:k2me14jR0
待たせすぎちゃったかな。
反省を覚えつつ、寝顔をぼんやり眺める。
18: ◆Rin.ODRFYM[saga]
2019/08/10(土) 00:34:37.67 ID:k2me14jR0
「そういえば、プロデューサーにずっと聞きたかったことがあるんだけど」
「ん?」
19: ◆Rin.ODRFYM[saga]
2019/08/10(土) 00:36:38.37 ID:k2me14jR0
■ 三章 ソールドアウト・マーク
20: ◆Rin.ODRFYM[saga]
2019/08/10(土) 00:38:13.29 ID:k2me14jR0
○
電車を降りて、いつもの道順で事務所を目指す。
21: ◆Rin.ODRFYM[saga]
2019/08/10(土) 00:39:52.96 ID:k2me14jR0
「ん? あれ。凛?」
「うん、お疲れ様。ちょっと忘れ物があって、近くに来たからついでに」
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