【バンドリ】さあやとサアヤの話
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92:名無しNIPPER[sage saga]
2019/05/25(土) 11:48:00.84 ID:YWfCY9A20

 メッセージを最後まで読み終わって、沙綾は小さく息を吐き出した。そして胸中にふたつの思いが浮かぶ。

 ああ、やっぱりもうひとりの私は悩んでいたんだ。その悩みも、きっと私が思った通りのものなんだろう……というのがひとつ。

以下略 AAS



93:名無しNIPPER[sage saga]
2019/05/25(土) 11:48:43.36 ID:YWfCY9A20

「…………」

 大切な家族やかけがえのない友達の顔が脳裏をめぐる。けれど、その中でも特に強い光を放つ人たちがいた。それは香澄であり、たえであり、りみであり、有咲であった。

以下略 AAS



94:名無しNIPPER[sage saga]
2019/05/25(土) 11:49:33.72 ID:YWfCY9A20


 休み時間が待ち遠しいのは久しぶりのことだった。

 抑揚の小さい数学教師の声をかき消すようなチャイムの音が聞こえて、授業を終わらせる号令を終えると、スマートフォンを持って沙綾は廊下に飛び出す。
以下略 AAS



95:名無しNIPPER[sage saga]
2019/05/25(土) 11:50:10.46 ID:YWfCY9A20

「ごめんね、忙しかった?」

『う、ううん、平気だよ。今、有咲ちゃんの蔵にみんなといて、ちょっとお話してたから……』

以下略 AAS



96:名無しNIPPER[sage saga]
2019/05/25(土) 11:51:08.81 ID:YWfCY9A20

『そっか……沙綾ちゃん……』

 沙綾の話を聞き終えて、カスミは消え入りそうな呟きをポツリと落とす。きっと電話越しの顔には憂愁の影が差していることだろう。

以下略 AAS



97:名無しNIPPER[sage saga]
2019/05/25(土) 11:52:14.47 ID:YWfCY9A20

 7


 サアヤにひとまずの問題解決の糸口を貰った香澄は、ずっと沙綾のための歌の歌詞を考え続けていた。
以下略 AAS



98:名無しNIPPER[sage saga]
2019/05/25(土) 11:52:47.33 ID:YWfCY9A20

「師匠は考え過ぎなんだ。うちのようにしていれば、ビビっと、そのうち空から降りてくる」

「あんたが受信してるのは変な電波だけでしょ。かすみんにそんな電波はいらないわ。ボケナスはりみだけで十分よ」

以下略 AAS



99:名無しNIPPER[sage saga]
2019/05/25(土) 11:53:52.43 ID:YWfCY9A20


 りみとたえが今生の別れの寸劇をして、有咲がもはや無反応でそれをスルーして、それを傍目に相変わらずうんうん唸りながら自分の席へ腰かけた朝のひと時。

 ホームルームで気の抜けた先生の挨拶を聞いて、一時間目の英語の授業を受けたひと時。
以下略 AAS



100:名無しNIPPER[sage saga]
2019/05/25(土) 11:54:33.09 ID:YWfCY9A20

「何よ、恋のスタンプカードって?」

 三時間目が終わると、隣の席の有咲が香澄の傍らに立って、相変わらずか細く揺れる声をかける。返事に困って、曖昧な照れ笑いを浮かべた。

以下略 AAS



101:名無しNIPPER[sage saga]
2019/05/25(土) 11:55:18.68 ID:YWfCY9A20

「……かすみん」

「…………」

以下略 AAS



102:名無しNIPPER[sage saga]
2019/05/25(土) 11:56:00.64 ID:YWfCY9A20

「あ、有咲ちゃん……?」

 当惑した香澄に、指は眉間につけたまま、有咲は言う。

以下略 AAS



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