101:名無しNIPPER[sage saga]
2019/05/25(土) 11:55:18.68 ID:YWfCY9A20
「……かすみん」
「…………」
「かすみん」
「…………」
「……かすみんっ」
「は、はい!?」
と、そんな悩める香澄の耳元で、有咲は声を張り上げる。それは学校の外で話す時の声よりちょっと小さいものだったけれど、クラベン系女子の有咲にとってはお腹の底から吐き出した大声だった。
「え、えっと、どうしたの、有咲ちゃん?」
「どうしたの、はこっちのセリフ……ああいや、いいや。りみ、ちょっとおたえ連れてきて」
「ギョイ」
有咲に言われ、風のようにシュタタタと駆けだして教室を出て行くりみ。それを見送ってから、
「えい」
と、有咲は気合の一声とともに、香澄の眉間に人指し指を突き立てた。思った以上に柔らかい感触がした。香澄は香澄でびっくりして「わきゃっ」とちょっと変な声を上げてしまった。
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