55:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 00:15:46.90 ID:w6V3e5/y0
気まずさを隠すように、プロデューサーは歩き出した。
納得しないながらも、私も彼の後についていく。事務所前で手を挙げてみたが、なかなかタクシーは捕まらない。
56:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 00:17:15.81 ID:w6V3e5/y0
会場はある建物の地下にある小さなイベントスペースだった。
57:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 00:18:16.22 ID:w6V3e5/y0
リハーサルも終わり、控室。
58:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 00:19:25.10 ID:w6V3e5/y0
「ありがとう、裕美ちゃん」
59:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 00:27:25.93 ID:w6V3e5/y0
裕美ちゃんのイベントは成功といっていいと思う。
掛け合いは、私としてはうまくいったと思えないし、小さな不幸も起きはした。
60:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 00:28:26.68 ID:w6V3e5/y0
千鶴ちゃんと裕美ちゃんとの三人での共演は、あるイベントで叶うことになった。
61:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 00:30:28.53 ID:w6V3e5/y0
「プロデューサーさんは海、お嫌いなんですか」
「ああ」
62:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 00:32:25.72 ID:w6V3e5/y0
彼は一人じゃなかった。別のアイドルと一緒だ。
63:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 00:33:52.05 ID:w6V3e5/y0
「ちょ、ちょっと」
64:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 00:36:06.61 ID:w6V3e5/y0
「お疲れ様です、岡崎さん」
「固くならなくていいですよ。泰葉って呼んでください。私もほたるちゃんって呼ぶから」
65:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 00:37:45.74 ID:w6V3e5/y0
明らかに怒りに満ちた表情。本人は意識していないのかもしれないが。
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