34:名無しNIPPER
2018/08/11(土) 23:39:28.07 ID:S8sM1lda0
それから少しレッスンをした私は、一人更衣室にむかった。
35:名無しNIPPER
2018/08/11(土) 23:40:17.54 ID:S8sM1lda0
心配する素振りすらなくて。
36:名無しNIPPER
2018/08/11(土) 23:41:32.58 ID:S8sM1lda0
思えば、あのタイミングにどうしてちひろさんがやってきたんだろう。
37:名無しNIPPER
2018/08/11(土) 23:42:35.97 ID:S8sM1lda0
顔を上げると、傍に一人の少女が立っていた。
38:名無しNIPPER
2018/08/11(土) 23:43:35.14 ID:S8sM1lda0
「そういえば、ほたるちゃんはどうなんですか?」
39:名無しNIPPER
2018/08/11(土) 23:46:25.65 ID:S8sM1lda0
言葉にしてから、ストローで一口。私の視線に気づいた千鶴ちゃんは、ハッと失態に気づいた。
40:名無しNIPPER
2018/08/11(土) 23:52:41.75 ID:S8sM1lda0
もしかしたら、と別の不安も胸の内にあった。
もしかしたらプロデューサーさんは、やっぱり私なんかのプロデュースをしたくなくて、だから手を抜いているんじゃないか。
41:名無しNIPPER
2018/08/11(土) 23:54:20.59 ID:S8sM1lda0
私を、白菊ほたるを仕事で使うことはできないと。いくつものメール。
42:名無しNIPPER
2018/08/11(土) 23:55:32.73 ID:S8sM1lda0
「怒ってる訳じゃない」
43:名無しNIPPER
2018/08/11(土) 23:56:33.91 ID:S8sM1lda0
「不運なんて誰にでもある。仕事を取るのが俺の仕事だ。お前はレッスンに励んでいてくれ」
44:名無しNIPPER
2018/08/11(土) 23:57:41.65 ID:S8sM1lda0
もちろん、なんとはならなかった。
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