55:1[saga]
2018/03/24(土) 22:34:45.36 ID:N9NZ/oAL0
47.唯side 同時刻
灰色の空の下、私は1人だった。
唯「梓ちゃん……?」
56:1[saga]
2018/03/24(土) 22:36:08.08 ID:N9NZ/oAL0
48.唯side
公生「唯ちゃん、起きて」
夢から覚めると、私の肩を揺らす有馬先生が目の前にいた。いつもみたいに優しく笑っている。
57:1[saga]
2018/03/24(土) 22:37:40.87 ID:N9NZ/oAL0
49.梓side
椿「公生と唯ちゃんって、いつ見ても親子みたいだよね」
私に遅れてやってきた2人を迎えると、有馬さんが調理を始めた。
58:1[saga]
2018/03/24(土) 22:39:37.79 ID:N9NZ/oAL0
数分後、椿さんは3人の大人を連れて戻ってきた。
凪「有馬先生ーー!!」
金髪の女性がぶんぶんと手を振る。
59:1[saga]
2018/03/24(土) 22:47:38.99 ID:N9NZ/oAL0
50.唯side 文化祭前日 夜
「少し話さない?」
澄み渡った夜空。少し肌寒い風。
60:1[saga]
2018/03/24(土) 22:49:31.29 ID:N9NZ/oAL0
51.
「こんばんは」
梓ちゃんはいつもより固い笑顔で私に手を振った。
61:1[saga]
2018/03/24(土) 22:50:57.54 ID:N9NZ/oAL0
52.唯side 文化祭当日
ーープログラム14番、2年3組平沢唯さんと1年3組中野梓さんによる演奏です。
静寂。ステージで照らされるピアノ。
62:1[saga]
2018/03/24(土) 22:51:28.02 ID:N9NZ/oAL0
53.公生side
しなやかに、落ち着いた音が始まる。唯ちゃんの優しいピアノが会場の波を整えていった。会場は彼女たちの色に、染まり始める。
ここは静かだ。
63:1[saga]
2018/03/24(土) 22:52:34.33 ID:N9NZ/oAL0
54.唯side
集中する。すればするほど、深く沈んで光が薄くなる。
身体が重たく、息が苦しくなる。
64:1[saga]
2018/03/24(土) 22:53:39.59 ID:N9NZ/oAL0
55.公生side
「立て直した……?!」
唯ちゃんは笑っていた。僕には遠くて顔は見えないけど、唯ちゃんの音は笑っていた。
65:1[saga]
2018/03/24(土) 22:54:29.08 ID:N9NZ/oAL0
56.梓side
そう、唯先輩は1人じゃない。
私は、唯先輩の特別になる。私が唯先輩の月になる。
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