63:1[saga]
2018/03/24(土) 22:52:34.33 ID:N9NZ/oAL0
54.唯side
集中する。すればするほど、深く沈んで光が薄くなる。
身体が重たく、息が苦しくなる。
私は、1人になる。
孤独は苦しい。
孤独は嫌い。
君のせい。全部君のせい。
友達の温もりも楽しさも心強さも、私は全部知らなかった。
知らなくて、だから不幸じゃなかった。
全部君のせい。
全部君の、君のおかげ。
………………っ!
私は突然浮き上がり、温もりに包まれた。
ーー唯先輩は、1人じゃない!
ギターの音がすぐ近くに聞こえる。
この温もりは、梓ちゃんだ。
梓ちゃんは、私と背中合わせに、寄りかかるように背中で触れて私の意識を掴んだ。
次第に視界が、カラフルになる。
私は、私たちは1人じゃない。
92Res/82.11 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20