森久保乃々「さよなら、森久保」
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102:名無しNIPPER[saga]
2018/01/24(水) 00:08:01.50 ID:GJMDUn0X0

 私はウィンクをどこに飛ばせばいいのでしょう。

 じゃがいも、じゃがいも、ウィンク、ウィンク、と心の中で繰り返し、唱えました。

以下略 AAS



103:名無しNIPPER[saga]
2018/01/24(水) 00:08:59.07 ID:GJMDUn0X0

 目を覚ますと白の天井。
 会場に設けられた医務室のようで、横にはプロデューサーさんが座っていました。
 
 プロデューサーさんは、私が倒れた後のことを淡々と話しました。
以下略 AAS



104:名無しNIPPER[saga]
2018/01/24(水) 00:58:41.61 ID:GJMDUn0X0
 
 私は、廃人のような生活を送るようになりました。
 一日の大半を寝て過ごし、起きている間は本を読み、
 人が少ない時間を見計らって、ピアスをつけ、食堂でご飯を食べました。
 
以下略 AAS



105:名無しNIPPER[saga]
2018/01/24(水) 01:00:01.47 ID:GJMDUn0X0

 私が隠居生活を始めてから一週間が経ったときでした。
 微睡の中、ピンポーンとチャイムの音が聞こえてきたので、
 何事かと目を擦りながら、それでも用心して扉を開くと、そこにはプロデューサーさんが立っていました。

以下略 AAS



106:名無しNIPPER[saga]
2018/01/24(水) 01:01:26.88 ID:GJMDUn0X0

「それは森久保にアイドルを辞める手続きとかをさせるからですか?」
 
 本心でした。プロデューサーさんは、まさかと笑い、

以下略 AAS



107:名無しNIPPER[saga]
2018/01/24(水) 01:03:29.14 ID:GJMDUn0X0

 私は急いで顔を洗い、服を着替え、ピアスをつけ、部屋を出ました。
 久しぶりにつけるピアスはひんやりとしていて、相変わらずずしりと響きました。
 車の中で、プロデューサーさんは、

以下略 AAS



108:名無しNIPPER[saga]
2018/01/24(水) 01:04:52.32 ID:GJMDUn0X0

 事務所につくと、無関心だったはずの世間は久しぶりの私の登場に、目を向け、
「元気だった?」「心配していたの」と声をかけてきたので、逃げるように机の下へと向かいました。

 横には変わらず、キノコさんが住んでいて、
以下略 AAS



109:名無しNIPPER[saga]
2018/01/24(水) 01:05:55.10 ID:GJMDUn0X0

 しばらくすると、プロデューサーさんがレッスンの時間だとやってきて、嫌がる森久保に、

「その顔は本気で嫌がっている顔じゃないな。ライブの時はもっと深刻な表情をしてた」      

以下略 AAS



110:名無しNIPPER[saga]
2018/01/24(水) 01:18:24.22 ID:GJMDUn0X0

 レッスンが終わり、「じゃあまた明日」と寮まで送られ、
 部屋に戻り、ピアスを外し、私は、おかしい、と思いました。

 プロデューサーさんも、トレーナーさんも、キノコさんも、普段通りでした。
以下略 AAS



111:名無しNIPPER[saga]
2018/01/24(水) 01:19:40.38 ID:GJMDUn0X0

 次の日からも、同じような日々が繰り返されました。
 私は事務所に行き、机の下に隠れ、時間が来るとレッスン室へと向かいました。

 私は三人を観察するようになりました。
以下略 AAS



112:名無しNIPPER[saga]
2018/01/24(水) 01:20:34.86 ID:GJMDUn0X0

 ですが、事態は変わりませんでした。

 私が隠れていると、キノコさんは私を匿い、ときには一緒になって隠れ、
 それを見つけたプロデューサーさんが、
以下略 AAS



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