106:名無しNIPPER[saga]
2018/01/24(水) 01:01:26.88 ID:GJMDUn0X0
「それは森久保にアイドルを辞める手続きとかをさせるからですか?」
本心でした。プロデューサーさんは、まさかと笑い、
「レッスンだよ」と答えました。
「どうして」と私は聞きました。
「どうして迎えにきたんですか。森久保はライブで倒れてしまいました。視線の話もしました。森久保はどう見ても、アイドルに向いていません。それなのに」
プロデューサーさんが言いました。
「俺は森久保ならアイドルになれるって信じてる」
清潔な瞳は嘘を言っているようには見えませんでした。
信じるとは一体何なのでしょうか。私にはまだわかりません。
「で、どうする?」とプロデューサーさんが聞きました。
「レッスン。来なくてもいいけど、それだったらあんまり言いたくはないが、いつか寮を追い出されることになるぞ」
「その言い方はズルいんですけど……」
と森久保は答えました。
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