107:名無しNIPPER[saga]
2018/01/24(水) 01:03:29.14 ID:GJMDUn0X0
私は急いで顔を洗い、服を着替え、ピアスをつけ、部屋を出ました。
久しぶりにつけるピアスはひんやりとしていて、相変わらずずしりと響きました。
車の中で、プロデューサーさんは、
「次のライブの予定はまだ決まっていない、けれど必ずやる予定だ。
出来れば夏あたりに場所を取れればと思っている。
それと視線のことだが、俺は森久保のことを見ていたつもりなのに、どうやら見抜けていなかったらしいし、
おそらくこれからも完璧には見抜けないだろうと思う。だから限界が来たら言ってくれ。
レッスンもアイドルも。そのときに対応する」
と言いました。
確かに私は、今もレッスンやアイドルに対して、何一ついい感情を抱いていませんでしたが、
これが限界なのかと考えるとわからなく、
また、アイドルを辞めたところで行く先は実家なのだと考えると、そちらの方が地獄のように思えてきて、
「わかりました」と頷きました。
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