森久保乃々「さよなら、森久保」
1- 20
107:名無しNIPPER[saga]
2018/01/24(水) 01:03:29.14 ID:GJMDUn0X0

 私は急いで顔を洗い、服を着替え、ピアスをつけ、部屋を出ました。
 久しぶりにつけるピアスはひんやりとしていて、相変わらずずしりと響きました。
 車の中で、プロデューサーさんは、

「次のライブの予定はまだ決まっていない、けれど必ずやる予定だ。
 出来れば夏あたりに場所を取れればと思っている。
 
 それと視線のことだが、俺は森久保のことを見ていたつもりなのに、どうやら見抜けていなかったらしいし、
 おそらくこれからも完璧には見抜けないだろうと思う。だから限界が来たら言ってくれ。
 レッスンもアイドルも。そのときに対応する」

 と言いました。

 確かに私は、今もレッスンやアイドルに対して、何一ついい感情を抱いていませんでしたが、
 これが限界なのかと考えるとわからなく、
 また、アイドルを辞めたところで行く先は実家なのだと考えると、そちらの方が地獄のように思えてきて、

「わかりました」と頷きました。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
166Res/111.77 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice