森久保乃々「さよなら、森久保」
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108:名無しNIPPER[saga]
2018/01/24(水) 01:04:52.32 ID:GJMDUn0X0

 事務所につくと、無関心だったはずの世間は久しぶりの私の登場に、目を向け、
「元気だった?」「心配していたの」と声をかけてきたので、逃げるように机の下へと向かいました。

 横には変わらず、キノコさんが住んでいて、

「大丈夫だった?」と尋ねてきたので、

「大丈夫じゃあなかったんですけど……」

 と森久保は答えました。キノコさんは森久保のひねくれを見ても、気遣う姿勢を解かず、

「そうか。実は私のデビューライブもな……」

 自身のライブの失敗談を語り始め、それが終わると、
 私の机に居座り、そのまま二人、本を読み、キノコを育てました。



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