110:名無しNIPPER[saga]
2018/01/24(水) 01:18:24.22 ID:GJMDUn0X0
レッスンが終わり、「じゃあまた明日」と寮まで送られ、
部屋に戻り、ピアスを外し、私は、おかしい、と思いました。
プロデューサーさんも、トレーナーさんも、キノコさんも、普段通りでした。
それこそ初めは励ましのようなものもありましたが、それ以外は極めていつもどおりでした。
疑ってしまったのに、キノコさんは今日も私の隣でずっとキノコを世話していました。
ライブに失敗してしまったのに、トレーナーさんは笑顔で、優しくレッスンをしてくれました。
アイドルに向いていないと告白をしたのに、プロデューサーさんは迎えに来て、冗談を言い、
今も私にアイドルを続けさせようとしています。
私はあの人達の期待を裏切ったのに、
どうしてあの人達は私を笑わないのでしょうか。怒らないのでしょうか。見捨てないのでしょうか。
あの人達が神の使いであるのなら、それこそ納得はするのですが、あの人達は人間です。
あの人達にはいったい、何があるというのでしょうか。
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