104:名無しNIPPER[saga]
2018/01/24(水) 00:58:41.61 ID:GJMDUn0X0
私は、廃人のような生活を送るようになりました。
一日の大半を寝て過ごし、起きている間は本を読み、
人が少ない時間を見計らって、ピアスをつけ、食堂でご飯を食べました。
それでも何人かのアイドルと出会う機会があって、
「元気出して」
無慈悲にも私に声をかけてきて、そのたびに森久保は、
「ありがとうございます」
と答えました。情けや憐みのようなものはいらず、私はただただ放っておいてほしいのでした。
心の声が届いたのでしょうか。その生活が三日も続けば、誰も私に声をかけなくなり、
恐ろしいはずの世間は、私に何も危害を加えなくなりました。
世間というのはエゴイスティックで、私が思っていたよりも無関心なようでした。
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