102:名無しNIPPER[saga]
2018/01/24(水) 00:08:01.50 ID:GJMDUn0X0
私はウィンクをどこに飛ばせばいいのでしょう。
じゃがいも、じゃがいも、ウィンク、ウィンク、と心の中で繰り返し、唱えました。
ですが、お客さんはじゃがいもには変わりませんでした。
お客さんは人間でした。
人間は私のことを見ていました。試していました。笑っていました。
ピアスの感触がずしりと私の身体に響きました。
『常に人に見られている』
耳から身体へと、ピアスは徐々に重さを増していき、私の身体は動かなくなりました。
私はピアスに引っ張られるように、地面に倒れていきました。
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