174: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/31(木) 16:05:13.38 ID:PIXFVoZp0
(#゚∋゚)「Breaching, Breaching!!」
(,,#゚Д゚)「時雨、江風!後続しろ!!」
「めんどい、さっき仕事したし待ってちゃダメ?」
175: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/31(木) 16:14:33.15 ID:PIXFVoZp0
敵はお粗末とはいえバリケードを構築しているのに対してこっちは再び遮蔽物無しでの戦闘、しかも数的不利まで抱えている。
練度に雲泥の差があるとはいえこのまま馬鹿正直に銃撃戦を繰り広げれば損害が更に増える。
……まぁこっちは、数だのバリケードだのが馬鹿らしくなるチートを随伴しているわけだが。
176: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/31(木) 16:20:25.88 ID:PIXFVoZp0
「─────※※※!!?」
「※※※※、※※!?!?」
177: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/31(木) 16:28:11.56 ID:PIXFVoZp0
「ぃよいしょおおおっ!!」
「「「ガッ………」」」
横に一閃された斧。軌道上にあった三つの首が、一撃で骨ごと断ち切られて宙を舞う。
178: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/31(木) 16:40:49.80 ID:PIXFVoZp0
時雨と江風による“虐殺”は続く。単純な膂力や身体能力において人間を圧倒的に上回り、船体障壁によって多くの陸戦火器は効果無しか極めて薄い。そして何よりも、2人は“提督”によって対人(並びに対深海棲艦)格闘戦の技術を徹底的に叩き込まれている。
真正面からまともに戦った場合、人間が勝てる要素は無い。
「ほいっ、そいっ!!」
179: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/31(木) 17:48:55.41 ID:PIXFVoZp0
江風の言うとおり、総発狂状態のムルマンスク市民を除けば既に中核の武装集団は200人近く────通信で聞こえてくる他の先遣部隊の撃破報告も併せれば確実に300人以上俺達で処理している。
こいつらの実際の組織規模は不明とはいえ、中規模程度の組織なら全滅も十分あり得るレベルの大損害だ。
だが、そうなるとまずこの戦力配分が不可解極まりない。ただでさえ質の低い戦力をわざわざ各個撃破されるためだけに市街地にばらまき消耗した挙げ句肝心の鎮守府付近には元より碌な防衛線が引かれておらず、いざ鎮守府内への侵入を許せば今度は防御拠点として優秀な施設建造物を放棄してわざわざ屋外で決戦と来た。
180: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/31(木) 22:02:16.82 ID:PIXFVoZp0
「………へ?って、うぉおおおおっ!!?」
「わっ……」
(,,;゚Д゚)「Get down!!」
181: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/31(木) 22:14:27.26 ID:PIXFVoZp0
「それで、どうすんの?また僕らが行こうか?」
「あたしと時雨姉貴ならこンな弾幕屁でも無いしな!ご要望があればいつでも突っ込むぜ!」
(,,゚Д゚)「………いや、そっちはまだ保留だ」
182: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/31(木) 22:32:48.74 ID:PIXFVoZp0
(,,゚Д゚)「………急いては事をし損じるってな。本舎に真っ向からの突入はしない。
まず反撃で奴等を牽制しつつ、本舎右手の倉庫群に向かえ。時雨と江風はアサルトライフルを使ってしんがりを頼む。村田、俺と残ってこの二人を援護だ」
「解った」
183: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/31(木) 23:26:12.73 ID:PIXFVoZp0
Ostrichが姿を現した途端、それまで江風と時雨に集中していた火線が半分近くもあいつらに狙いを変えた。艦娘への攻撃は無駄だと気づいたのか倉庫に向かわれたくないのかは定かではないが、とにかく百数十条もの銃火が走るOstrichの周囲で土煙と火花を撒き散らす。
(#゚∋゚)「撃ちながら走れ、足は止めるな!!」
「「「Yes sir!!」」」
184: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/01(金) 01:01:00.71 ID:Hhd4dTCV0
「少尉、合図が!」
(,,#゚Д゚)「見えてた!江風、お前も一連射頼む!!」
「りょーかいっとぉ!!」
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