184: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/01(金) 01:01:00.71 ID:Hhd4dTCV0
「少尉、合図が!」
(,,#゚Д゚)「見えてた!江風、お前も一連射頼む!!」
「りょーかいっとぉ!!」
機銃が唸り、壁が貫かれ、ガラスが砕ける。“軍艦”の機銃掃射を受けた2階が、無数の黒い煙を吐き出しながら沈黙する。
(,,#゚Д゚)「走るぞ!!行け行け行け!!!」
(#゚∋゚)「────、────!!!」
俺達が倉庫の方へ走り出すのと、Ostrich他10名ほどが本舎へ向けて銃撃を始めたのはほぼ同時だった。
倉庫までの距離は200M程度。全力疾走すれば24、5秒で辿り着く距離だが、弾丸飛び交う中を突っ走るとなるとこれが俺と村田にとってはまさに「死ぬほど」長い距離だ。
(,,;゚Д゚)「……………っぷはぁ!!?」
( ゚∋゚)「こっちだ!!」
江風と時雨の掃射による被害で大きく乱れつつも、本舎からの弾丸はなおも俺達に追い縋ってきた。呼吸すら忘れる命懸けの鬼ごっこは辛うじて俺と村田に軍配が上がり、足下で弾けた銃火につんのめりながらも何とか倉庫の影に転がり込む。
( ゚∋゚)「よう、無事なようで何よりだ!」
(,,;゚Д゚)「ゴホッ……あぁ、お陰様でな!倉庫の中の様子は!?」
( ゚∋゚)「確認したが異常は何も無い!尤も、使えるものも何一つ無いがな!」
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