ある門番たちの日常のようです
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183: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/31(木) 23:26:12.73 ID:PIXFVoZp0
Ostrichが姿を現した途端、それまで江風と時雨に集中していた火線が半分近くもあいつらに狙いを変えた。艦娘への攻撃は無駄だと気づいたのか倉庫に向かわれたくないのかは定かではないが、とにかく百数十条もの銃火が走るOstrichの周囲で土煙と火花を撒き散らす。

(#゚∋゚)「撃ちながら走れ、足は止めるな!!」

「「「Yes sir!!」」」

Ostrichの方も応射しているが、何分走り撃ちの上AK47は弾の拡散率が高く精密射撃に向かない。遮蔽物越しかつ高所に向けて撃ち上げていることも考えれば、牽制としての効果もあまり得られない。

(,,#゚Д゚)「村田、射撃ペース上げろ!時雨、3階向かって右手側窓に弾幕集中!

機銃掃射許可だ、一連射!!」

「うん!!」

「了解です一そ………少尉!」

(,,#゚Д゚)「村田お前飯抜きだな!」

「そんな!?」

となると、あいつらが無事に倉庫まで辿り着くために重要なのは俺達からの“横槍”だ。

Ostrichへの射撃を少しでも緩和させるため、此方も切り札を少しだけ切る。時雨が25mm連装機銃を起動させ指示された場所を掃射すると、ほんの二秒ほどの銃撃でその辺りは完全に沈黙した。

(#゚∋゚)「───、───!!」

僅かな、だが確実に攻撃が大きく緩んだ微かな好機。コレを逃さずOstrichは加速すると、一気に他の奴等と共に倉庫の影へと転がり込む。

「───!!」

d( ゚∋゚)ノシ「─────!」

一番手前、屋根に大きく「6」と書かれた倉庫の脇の扉を蹴破り3人が中に入る。数秒の間を置いて、Ostrichが「大丈夫だ」とハンドサインを出しながら俺達に向かって手招きを開始した。


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