ある門番たちの日常のようです
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182: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/31(木) 22:32:48.74 ID:PIXFVoZp0
(,,゚Д゚)「………急いては事をし損じるってな。本舎に真っ向からの突入はしない。

まず反撃で奴等を牽制しつつ、本舎右手の倉庫群に向かえ。時雨と江風はアサルトライフルを使ってしんがりを頼む。村田、俺と残ってこの二人を援護だ」

「解った」

「おうよ!」

「了解しました!」

( ゚∋゚)「………待ち伏せされている可能性は?」

(,,゚Д゚)「勿論0じゃないが建造物が少ない方向に向かえば自然待ち伏せ部隊の戦力も限られるからな、少なくとも備え無しで南に向かうよりはマシなはずだ。

逆に南は陸上警備隊の格納庫まである、この装備で迂回路として選ぶのは避けた方がいい」

包囲殲滅には絶好の機会となるこのタイミングでジープの一台すら来ていない以上あまり大規模な戦力が残っているとは思えない。
だが、過ぎたるは及ばざるが如しは“戦場での用心”には適用されない諺だ。

(,,#゚Д゚)「─────よし、行くぞ!Go go go!!」

「江風、撃って!!」

「わかってら!!」

白露型2人がズタボロになったトラックの荷台にひらりと飛び乗り、膝立ちでAK47を構えた。

たちまち弾雨が襲いかかる。だが、本舎全体から降り注いでくる無数の火線も【船体殻】を傷つけるだけのダメージには程遠い。2人は殺到する弾丸に眉一つ動かさず、マズルフラッシュが見えた窓を──といってもそれはほぼ全ての窓が該当するが──丹念に狙い撃っていく。

(,,#゚Д゚)「ゴルァッ!!」

「Ostrichは倉庫の制圧を急いで!手筈通り我々で食い止めます!!」

( ゚∋゚)「解った、任せる!!

Move up!!」

幾つかの銃火が沈黙して出来た隙。すかさず俺と村田が立ち上がり、更に三つ四つと敵の銃声を消していく。

Ostrichもまたバリケードから飛び出して、幾らか乱れを見せつつなお押し寄せてくる弾幕の中を倉庫に向けて駆けだした。


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