71: ◆saguDXyqCw
2017/06/18(日) 21:47:25.68 ID:5UUNa7QZ0
でも、自分で歌っていてなんだが、今のはなかなか良かったのではないか。
ひらめきが頭に浮かんだ。
72: ◆saguDXyqCw
2017/06/18(日) 21:48:40.10 ID:5UUNa7QZ0
「どうする、くみちー?」
「……ともかく動画だけ録画しとこ。後のことはその後に」
73: ◆saguDXyqCw
2017/06/18(日) 21:49:49.20 ID:5UUNa7QZ0
ちひろさんに電話をすると、プロデューサーも事務所にいることが分かった。
74: ◆saguDXyqCw
2017/06/18(日) 21:51:04.62 ID:5UUNa7QZ0
耳からスマホを離すと、くみちーが聞いてきた。
75: ◆saguDXyqCw
2017/06/18(日) 21:52:39.55 ID:5UUNa7QZ0
「どうせなら美羽もいた方が……いや、いいか」
「気になる言い方しないでよ、プロデューサー。美羽がなんなの」
76: ◆saguDXyqCw
2017/06/18(日) 21:55:00.04 ID:5UUNa7QZ0
体からすっと力が抜けた。
嫌な予感はしていた。
77: ◆saguDXyqCw
2017/06/18(日) 21:56:17.05 ID:5UUNa7QZ0
プロデューサーが疲れているようにみえて。
まるで自棄になっているみたいだった。
78: ◆saguDXyqCw
2017/06/18(日) 21:58:03.82 ID:5UUNa7QZ0
くみちーの体から力が抜ける。歯を食いしばりながら、壁によりかかった。
くみちーはプロデューサーを信頼していた。
79: ◆saguDXyqCw
2017/06/18(日) 21:59:09.88 ID:5UUNa7QZ0
てっきり、プロデューサーが乗り気でないとばかり思っていた。だが、そうでないとしたら。
それまでの結果がこれまでの態度であったとしたら。
80: ◆saguDXyqCw
2017/06/18(日) 22:00:45.03 ID:5UUNa7QZ0
「だから、今回も期待させたくなかったんだ。通らない可能性の方が、遙かに高いからな」
81: ◆saguDXyqCw
2017/06/18(日) 22:02:16.02 ID:5UUNa7QZ0
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