77: ◆saguDXyqCw
2017/06/18(日) 21:56:17.05 ID:5UUNa7QZ0
プロデューサーが疲れているようにみえて。
まるで自棄になっているみたいだった。
「お荷物ってなに……!?」
くみちーは大きく目を見開くと、プロデューサーに詰め寄った。
「勝手に決め付けないでよ!」
「ちょっとちょっと!?」
今にも掴みかかりそうな剣幕のくみちーを、私は必死に抑える。
「他のユニットがなんなの!? サンノスはサンノスだけなのに! プロデューサーだって分かってるんじゃないの!?
……分かってたんじゃ!」
「分かってるさ。だがそれがなんだ。そんなもん誰も知ったこっちゃない」
「なんですって!」
「落ち着いて、ねえ!」
「未央はやりたくないの?!」
「やりたいけど!」
私はくみちーを壁ぎわまで連れていく。くみちーはまっすぐとプロデューサーを睨んでいた。
息を荒げながら、悔しそうに。キレイな眼に涙をためて。
「信じてたのに、プロデューサーのこと」
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