55: ◆saguDXyqCw
2017/06/18(日) 21:26:25.39 ID:5UUNa7QZ0
56: ◆saguDXyqCw
2017/06/18(日) 21:27:08.56 ID:5UUNa7QZ0
二人きりになるように、茜ちんが気を使ってくれたのか。
そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
57: ◆saguDXyqCw
2017/06/18(日) 21:28:10.65 ID:5UUNa7QZ0
言いあぐねた結果、できあがった会話の空白は沈黙が埋めることになった。
58: ◆saguDXyqCw
2017/06/18(日) 21:29:10.19 ID:5UUNa7QZ0
私は事務所のソファーに坐りながら、夕暮れの景色を眺めていた。
遠くで鳥が隊を組んで飛んでいった。あれはなんの鳥なのだろうか。分からないが、太陽を背にシルエットを作る鳥たちに目を奪われていた。
59: ◆saguDXyqCw
2017/06/18(日) 21:30:13.97 ID:5UUNa7QZ0
奇襲に成功したからか、満足げに眉を吊り上げていた。
60: ◆saguDXyqCw
2017/06/18(日) 21:31:28.39 ID:5UUNa7QZ0
撫でるのを止めて私は尋ねた。みうみうは不思議そうに私の顔を覗き込んだ。
61: ◆saguDXyqCw
2017/06/18(日) 21:32:37.61 ID:5UUNa7QZ0
「やっといてなんなんだけど……もしかしたら、わたしのせいでサンノスがライブに出るの、難しくとかならないかな?」
実際に的を射た悩みだった。可能性の公表がプロデューサーの背中を押すことになるとは決まっていない。逆の可能性だってある。その行為を嫌って、サンノスの出演を拒む方向に進んでもおかしくなかった。
62: ◆saguDXyqCw
2017/06/18(日) 21:35:15.08 ID:5UUNa7QZ0
「どうして喧嘩したの?」
「それは分かんないよ。わたしは生放送中だったし、電話の時はプロデューサー、スタジオの外に出てからさ。ただ、後でスタッフさんから喧嘩してたみたいって聞いたの」
63: ◆saguDXyqCw
2017/06/18(日) 21:36:29.05 ID:5UUNa7QZ0
みうみうは私の向かいに腰かけた。
64: ◆saguDXyqCw
2017/06/18(日) 21:37:42.63 ID:5UUNa7QZ0
駅近くの繁華街のお店に入って、お互いに試着し合ってみたりした。
買う気はなかったけど、何点か気にいってしまい、けっきょく買ってしまった。
65: ◆saguDXyqCw
2017/06/18(日) 21:38:56.90 ID:5UUNa7QZ0
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