62: ◆saguDXyqCw
2017/06/18(日) 21:35:15.08 ID:5UUNa7QZ0
「どうして喧嘩したの?」
「それは分かんないよ。わたしは生放送中だったし、電話の時はプロデューサー、スタジオの外に出てからさ。ただ、後でスタッフさんから喧嘩してたみたいって聞いたの」
はあ、とみうみうはため息を漏らした。
「二人が喧嘩したのも、やっぱりわたしのせいかな」
「それは、たぶん違うと思うけど」
原因を聞いてはみたが、大方の予想は出来ていた。確かにみうみうの一件はきっかけだったかもしれない。でもそれ以前から、くみちーはサンノスの件でプロデューサーに不満を募らせていた。
それが予期せぬ形で爆発してしまったのだろう。
だが、みうみうの起こした行動は、多分みうみうが考えるより周囲に影響を与えている。
(つっちーや……あーちゃんとか)
つっちーから頼むと言われたことを思い出した。
だからという訳ではないけど、一応言っておいた方がいいだろう。
「みうみうや」
「どうしたのですかな、未央ちゃん?」
「お主のせいではないが、今回のような独断は今後、控えていただきたいものですなー。せめて未央ちゃんか久美子ちゃんに相談をするべきでありますよ」
「ははあ、肝に銘じておきます」
ふかぶかと頭を垂れたみうみうに、私はうむうむと頷く。
「ところで、みうみうよ。もう一つ良いか?」
「なんでございましょうか」
「いい加減、離れてくれないかな?」
「離れたくないと申したら、如何いたしますかね!」
「喋り辛いから。普通に座って」
165Res/216.11 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20