380:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/23(火) 12:37:22.89 ID:JcVHvI7Q0
「先生、まずは先に俺から話しても良いですか?」
「構いませんよ」
「よし。佐野、お前は何から聞きたい?」
381:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/23(火) 12:37:59.07 ID:JcVHvI7Q0
「さて、仲村君。本当にいいんですか?」
「ああ、俺が東條のデッキを使うことですか?」
「ええ。本来なら君はタイガよりもオルタナティブの方が使い慣れている」
382:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/23(火) 12:38:41.26 ID:JcVHvI7Q0
「先生。前にお話ししたとおりです。俺は自分の意見を曲げません」
感傷を振り払うように仲村は香川に意見を言わせる事なく、かねてから
考えていた自らの策を香川へと述べ始めたのだった。
383:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/23(火) 12:39:11.82 ID:JcVHvI7Q0
仮に仲村の仮説を正しいと仮定した上で、その仮説を自分達が100%
実現させなければならないときに何を知り、その上で何を調整しなければ
ならないのかを仲村は頭に入れていない。
384:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/23(火) 12:39:40.28 ID:JcVHvI7Q0
〜〜
「お前、また来たのか...」
呆れたように呟く仲村だったが、その隣では香川が驚いたように
385:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/23(火) 12:40:15.72 ID:JcVHvI7Q0
「城戸さん。いいか...落ち着いて聞いてくれ」
「実は、俺は昨日その秋山蓮って奴に会ったんだ」
「本当か!どこで会ったんだよ?」
386:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/23(火) 12:40:46.15 ID:JcVHvI7Q0
「待ちなさい」
しかし、今まで沈黙を保っていた香川の一声に真司は足を止め、背後を
振り返った。
387:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/23(火) 12:41:13.12 ID:JcVHvI7Q0
〜〜
香川の電話を受け、急いで考え事を切り上げ研究室に戻った満の視界に
懐かしい相手の姿が飛び込んできた。
388:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/23(火) 12:41:45.22 ID:JcVHvI7Q0
「少し時間が掛かるので、佐野君の質問を私からさせて頂きます」
「城戸さん。先日私達は浅倉威と交戦し、彼を打ち破りました」
「ええっ!じゃあ香川さん達が浅倉を倒したんですか?!」
389:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/23(火) 12:42:28.70 ID:JcVHvI7Q0
「あっ!そうだ。俺からも聞きたかった事があるんだよ」
アビスと龍騎の交戦を見守っていた仲村が慌てたように香川の机から
一枚の写真を取り出し、真司の座っているデスクの上に置く。
390:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/23(火) 12:43:13.24 ID:JcVHvI7Q0
「あの、香川さん?」
「ちょっと黙ってて下さい」
恐る恐る口を開いた真司をピシャリと撥ねのけた香川は、今のやりとりで
485Res/614.50 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20