383:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/23(火) 12:39:11.82 ID:JcVHvI7Q0
仮に仲村の仮説を正しいと仮定した上で、その仮説を自分達が100%
実現させなければならないときに何を知り、その上で何を調整しなければ
ならないのかを仲村は頭に入れていない。
融合条件における契約獣の合体制限数や融合後の性能テスト、融合に
おける融合対象の選択優先順位、いや、それ以前に神崎士郎がこちらの
狙いを察知した上で、例の不死鳥型のモンスター達を自分達の目の届かない
所へ引っ込める可能性だって否定できない。
「っ...どうすりゃいいんだよ...」
後一手、後一手が足りない。
仲村も香川が果たして何を考えた上で自らの策に否定的なのかを
理解しているが故に、このまま突き進めば良いのかを考えあぐねている。
だが、その後一手が自分達の手の中にあろうことか自ら飛び込んで
来たのだった。
勢いよく開く扉と威勢良く飛び込んできた青年がそこに立っていた。
「あのっ!すいません!」
「蓮を!俺の仲間が今どこにいるのか知りませんか?」
天啓の如くその姿を現したのは、城戸真司だった。
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