380:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/23(火) 12:37:22.89 ID:JcVHvI7Q0
「先生、まずは先に俺から話しても良いですか?」
「構いませんよ」
「よし。佐野、お前は何から聞きたい?」
「えっと、じゃあリュウガって奴の戦闘力と狙いを教えてください」
「ふーむ...。あまり気負わせたくないから言いたくはないんだが」
「リュウガは恐らく先生と互角の強さを持っていると思う」
「一ヶ月半前、コアミラーを破壊しようとしたときの話を以前したな?」
「はい。でも、邪魔が入って出直す羽目になったって聞きました」
「そう、その邪魔をしたのがリュウガという黒い龍騎だ」
「お前が高く評価している城戸真司と瓜二つの戦い方をする上に」
「契約している黒い龍の吐く炎は全てを石に変える力を宿している」
「俺が思うに、あのライダーは神崎士郎の左腕だな」
「先生の反応速度以上の速さと怪力で暴れる厄介な敵だよ」
「弱点らしい弱点はない...と?」
「今の所はな。ちなみにオーディンもだ」
仲村からリュウガについての分析を聞き終えた満は香川にオーディンの
能力について問いただそうと考えたが、結局無意味な事だと考え、開き
かけた口を閉じる事にしたのだった。
「佐野君?」
「先生。俺、頭の中に浮かんだ作戦をまとめてきます」
「...ほう。では、全力で考えてください」
「私はそれを全力でサポートしますから」
「ありがとうございます」
そう言い残した満は研究室から退室し、一人静かな場所で今し方
思いついたリュウガ攻略の為の布石に関する自らの策をまとめるべく
空き教室へと歩き出したのだった。
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