363:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/23(火) 12:27:09.60 ID:JcVHvI7Q0
〜廃校舎 一階〜
ライアが着実に自分の戦いやすいフィールドを作り上げる中、ゾルダは
一階にある図工室と家庭科室と職員室を忙しく往復し続けていた。
364:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/23(火) 12:27:36.08 ID:JcVHvI7Q0
「問題は隠す場所なんだけど、隣の教室で良いか」
自分の隣の教室の上から聞き慣れた轟音を耳にしたゾルダは素早く
今まで自分がいた教室から飛び出し、ライアがやってきたと思われる
365:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/23(火) 12:28:07.00 ID:JcVHvI7Q0
「Final vent!」
二階から飛び降りたライアがつい先程自分が開けた大穴から、自爆
覚悟の特攻を仕掛けてきたのだった。
366:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/23(火) 12:28:33.54 ID:JcVHvI7Q0
「何をしている?早くトドメを刺せ」
未だに苦悶の叫びを上げ続けているゾルダを冷酷に見下ろしながら
神崎士郎は呆然と立ち尽くすライアに決着をつけるよう促す。
367:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/23(火) 12:29:00.08 ID:JcVHvI7Q0
〜〜
ゾルダを背負い、校舎から飛び出したライアは無我夢中で空に叫ぶ。
「くっ!神崎!どういうことだ!これはルール違反じゃないのか!」
368:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/23(火) 12:29:42.42 ID:JcVHvI7Q0
「戦え、ライダーの戦いからは逃れられない」
「Guard vent」
「はっ、強化カードで常時強化されてる相手から逃げるのは当然だろ?」
369:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/23(火) 12:30:11.83 ID:JcVHvI7Q0
「Advent」
四体の分身がオーディン本体を食い止める間、本体のライアサバイブは
アドベントで強化された契約獣エグゾダイバーを召喚した。
370:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/23(火) 12:30:47.00 ID:JcVHvI7Q0
「キュウウウウウウウ!!!!」
それは、大切な契約主を最後まで守り切ろうとする契約獣の意地だった。
最後の力を振り絞り、地上にライアとゾルダを降ろしたエグゾダイバーは
371:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/23(火) 12:31:20.02 ID:JcVHvI7Q0
「Final vent」
そして、結末は定められた運命へと天秤を傾ける。
「最強はこの私だ!」
372:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/23(火) 12:32:10.81 ID:JcVHvI7Q0
第二十四話 遺志と意地
「北岡秀一は、ライダーバトルから脱落した」
「嘘だ...そんなの...嘘だ...」
373:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/23(火) 12:32:39.52 ID:JcVHvI7Q0
ギリリと奥歯を噛み砕くような歯ぎしりを立てた吾郎は、内心では
少なくともあれほど秀一に戦いを止めるように説得していた城戸真司が
自らの仲間諸共秀一を葬り去るとは到底思えなかった。
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