367:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/23(火) 12:29:00.08 ID:JcVHvI7Q0
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ゾルダを背負い、校舎から飛び出したライアは無我夢中で空に叫ぶ。
「くっ!神崎!どういうことだ!これはルール違反じゃないのか!」
「最初に言ったはずだ。逃亡者には罰を与えると」
「お前は戦いを拒み、その男を連れ、逃亡しようとしている」
「約束を先に破ったのはお前だ。よってオーディンの介入は認められる」
「貴様ァーッ!」
自分が北岡を助ける事を見越した上で最後の13人目のライダーをここに
呼び出したと言うのならば、遅かれ早かれ北岡と自分はここで命を落し、
ライダーバトルから脱落するのだろう。
神崎士郎の悪意ある采配はともかく、先に約束を破ったのは自分なのだ。
だからこそ、守らなければならない。
自分が見捨てる事が出来ずに助け出したこの男の命を....
「なにを、してる...早く、俺を置いていけ」
「出来るわけないだろう!」
今にも死にそうな秀一の言葉に激昂した手塚はデッキから最後の一枚を、
もう一枚の疾風の力を宿すサバイブのカードを引き抜いた。
「....」
「Survive」
荒れ狂う疾風が豪雨と雷を召喚する。
「変身!」
その姿をライアサバイブへと変貌させたライアは、校庭の中心に陣取り、
動く事が出来ないゾルダを庇う様に姿を現したオーディンと相対する。
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