366:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/23(火) 12:28:33.54 ID:JcVHvI7Q0
「何をしている?早くトドメを刺せ」
未だに苦悶の叫びを上げ続けているゾルダを冷酷に見下ろしながら
神崎士郎は呆然と立ち尽くすライアに決着をつけるよう促す。
「決着は着いた。もうコイツは戦えないだろう」
「いや、まだだ。相手のライダーの命を奪うまでが戦いの決着だ」
「そして、お前が戦わないのならこちらも好きに動かせて貰う」
神崎士郎はこれ以上の戦いを拒むライアを一瞥すると、その姿を消し、
別の場所で待機していた最後のライダーを校舎内に召還する。
「待て!何をする気だ!!」
弱り切った秀一の体を抱きかかえ、校舎のどこかにあるはずの鏡から
脱出を図ろうとする手塚だが、ここは既に現実世界だという悪夢のような
真実に気が付き、絶望した。
そして、ある意味幸運な事にその絶望はすぐに終わりを迎える事になる。
「ライダーの宿命からお前達は逃れられない」
黄金の光を纏う最強無敵のライダーが遂に降臨する。
「さぁ、戦わないのならその命を散らすがいい」
制限時間9分55秒の死闘が遂にその幕を開けた。
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