21:名無しNIPPER[saga]
2017/01/04(水) 16:00:14.78 ID:U03qxFq4O
庁舎に戻ると、帰投した夕立がいた。
自室に向かう途中なのだろう。
ガリガリと相変わらず首をかいている。
血が出る一歩手前、真っ赤に変色した皮膚が目立つ。
入渠する度にその傷跡は消えるのだが、
22:名無しNIPPER
2017/01/04(水) 16:04:26.00 ID:U03qxFq4O
「つまんないとか思ってる?」
「何?」
23:名無しNIPPER[saga]
2017/01/04(水) 16:11:51.10 ID:U03qxFq4O
05
珍しい日だった。
演習が行われることになり、我々は島を出た。
24:名無しNIPPER[saga]
2017/01/04(水) 16:12:57.01 ID:U03qxFq4O
珍しく、由良が口を開いた。
「提督」
「なんだ」
25:名無しNIPPER[saga]
2017/01/04(水) 16:16:06.46 ID:U03qxFq4O
バスは目的の鎮守府に着く。
駆逐艦の案内で控え室に通された。
そこで簡単なブリーフィングを行う。
今回の演習は、4対4。
北上は不参加である。
26:名無しNIPPER[saga]
2017/01/04(水) 16:18:39.49 ID:U03qxFq4O
時間を潰そうと、演習先の喫茶スペースに向かう。
そこにはここの艦娘と、北上がいた。
北上は肝が太いらしい。
ここの艦娘からの好奇の視線を浴びながら、上等なソファーに腰掛けている。
27:名無しNIPPER[sage]
2017/01/04(水) 19:44:06.46 ID:U03qxFq4O
「正気か?」
「いやあ、だって長引くの分かってましたから〜」
28:名無しNIPPER[sage]
2017/01/09(月) 20:08:20.94 ID:FmEABDeH0
06
演習から島に戻ると同じ日常が待っていた。
北上は、退屈から自動麻雀卓を買おうといい出した。
29:名無しNIPPER[saga]
2017/01/09(月) 20:09:28.68 ID:FmEABDeH0
日暮れの島を何気なく歩く。
目的もなく浜まで歩いた。
特に意味はない。
そうして歩いていて、僕は人影に気づいた。
30:名無しNIPPER[saga]
2017/01/09(月) 20:10:33.15 ID:FmEABDeH0
07
電話連絡を入れてから執務室に戻ると、北上がきつい顔をしていた。
31:名無しNIPPER[saga]
2017/01/09(月) 20:11:03.82 ID:FmEABDeH0
「問題は二つ。失態しやがったアメ公。
そしてあたし達的にマズイのはに君が見つけたってこと」
北上は息を吐く。
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