27:名無しNIPPER[sage]
2017/01/04(水) 19:44:06.46 ID:U03qxFq4O
「正気か?」
「いやあ、だって長引くの分かってましたから〜」
彼女はそう答えると、ビニール袋からバームクーヘンを取り出す。
「食べる?」
「不要だ」
「美味しいから大丈夫だよ」
「そう言うことじゃない」
言うと、北上は手を引っ込めた。
「手下どもの手抜きにご立腹?」
言葉に詰まった。
僕の沈黙に、彼女は言う。
「いいじゃん、別に。ペナなんてないでしょ」
北上はそう言うと、るるぶを置いて立ち上がる。
「帰ろう、提督」
僕は彼女の顔を見上げる。
悔しいが言い返せなかった。
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