26:名無しNIPPER[saga]
2017/01/04(水) 16:18:39.49 ID:U03qxFq4O
時間を潰そうと、演習先の喫茶スペースに向かう。
そこにはここの艦娘と、北上がいた。
北上は肝が太いらしい。
ここの艦娘からの好奇の視線を浴びながら、上等なソファーに腰掛けている。
彼女は雑誌、それもるるぶを読んでいた。
「おい」
声をかけると、彼女は僕を見た。
「聞いたよ、負けたって?」
北上はそう言うと、無地のビニール袋を出す。
「そんなカス提督にお土産」
制服に着替えこそすれ、僕は北上から強いタバコの臭いを嗅ぎ取った。
「…お前、まさか」
「いやーベタピンの5スロでムキになってさー」
「聞いていないぞ」
「うーん上乗せゲームが伸びればワンチャンあったんだけど」
噛み合わない会話。
その上、訳のわからないギャンブル用語に僕は目眩がした。
呆れつつも、僕は彼女の前に座る。
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