24:名無しNIPPER[saga]
2017/01/04(水) 16:12:57.01 ID:U03qxFq4O
珍しく、由良が口を開いた。
「提督」
「なんだ」
「勝てばいいのですか?」
妙な質問。
僕は思わずページをめくろうとした指を止める。
聞き返そうとする前に、由良が言った。
「なんでもありません。失礼いたしました」
そのまま由良は新しいタバコに火をつける。
なんだったのかと思うと、新聞から顔を上げた北上と目があった。
嫌な笑みをしていた。
奴は面白そうに笑っている。
見せ物とでも受け取ったのだろう。
気分が悪くなった。
107Res/73.84 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20